FXのきほん
FXの口座選びは、どの畑で作物を育てるかを決めるようなものです。土の質、水はけ、日当たり——それぞれの畑に特徴があるように、FX口座にもそれぞれ異なる特徴があります。今回ぼくが紹介するのは、外為オンラインという口座です。
外為オンラインは、株式会社外為オンラインが運営するFX口座で、関東財務局長(金商)第276号の登録を受けた金融商品取引業者です。一般社団法人 金融先物取引業協会にも加盟しており、法令に基づいた運営が行われています。
この記事では、外為オンラインの公式情報をもとに、特徴・スプレッド・取引コース・サポート体制などを整理してお伝えします。投資の結果を保証するものではありませんので、口座選びの参考情報としてご活用ください。
外為オンラインを語るうえで外せないのが、iサイクル2取引という自動売買の仕組みです。これは、あらかじめ設定したルールに従って、システムが自動で売買を繰り返す取引方法です。
仕組みとしては、為替レートが上下に動く性質を利用して、設定した価格帯の中で自動的に売買注文を繰り返します。ユーザーが設定するのは、取引する通貨ペア・取引数量・価格帯などのパラメーターです。設定後は、システムが24時間自動で注文を出し続けます。
ただし、注意点もあります。公式サイトには以下のような記載があります。
iサイクル2取引における新規、および決済注文は、ターゲットレート以下(買の場合)、またはターゲットレート以上(売の場合)となった時点で、ターゲットレートで約定が行われます。指値注文と異なり、スリップする可能性があります。そのため、ターゲットレートと比べ、不利な約定となり、お客様に損失が発生する場合があります。
自動売買だからといって、損失が発生しないわけではありません。相場が大きく一方向に動いた場合は、設定した価格帯を外れてポジションが積み上がるリスクもあります。仕組みをしっかり理解した上で利用することが大切です。
iサイクル2取引を利用する場合、通常の裁量取引とは異なり、1万通貨単位あたり片道200円(税込)の取引手数料が発生します(南アフリカランド/円は10万通貨単位あたり)。これは通常の裁量取引(スプレッドのみ)とは異なる点ですので、コスト計算の際には必ず含めて考える必要があります。
外為オンラインでは、計26種類の通貨ペアを取引できます。以下は公式サイトに掲載されているスプレッドの参考値です(著しい流動性の低下や相場急変時には変動します)。
| 通貨ペア | スプレッド(参考値) |
|---|---|
| 米ドル/円 | 0.9〜5銭 |
| ユーロ/円 | 1.9〜6銭 |
| 英ポンド/円 | 1銭 |
| 豪ドル/円 | 3.2〜8.3銭 |
| NZドル/円 | 3.6〜11銭 |
| カナダドル/円 | 3.1〜11銭 |
| スイスフラン/円 | 3.2〜20銭 |
| ユーロ/米ドル | 1.4〜2.9PIP |
| 英ポンド/米ドル | 2.8PIP |
| 豪ドル/米ドル | 2.6PIP |
| 南アフリカランド/円 | 14.9銭 |
※スプレッドは参考値であり、市場環境によって変動します。上記はLS口座の参考値です。
外為オンラインでは、取引スタイルや資金規模に合わせて4つのコースが用意されています。コースの違いは主にロスカット値と証拠金判定のタイミングにあります。
| コース | ロスカット値の考え方 | 特徴 |
|---|---|---|
| スタンダードコース | 取引証拠金×100% | ロスカットされやすいが、資金が多く残る。初心者にわかりやすいシンプルなルール |
| アドバンスコース | 取引証拠金×20% | より多くの資金を活用できる。毎朝必要な資金があるか判定される |
| miniコース(スタンダード) | スタンダードと同様 | 取引通貨数が通常の1/10。少額から始めたい方向け |
| miniコース(アドバンス) | アドバンスと同様 | 取引通貨数が通常の1/10。少額でアドバンスのルールを試したい方向け |
個人のお客様の最大レバレッジは25倍です。証拠金は取引額の4%・10%・20%相当となります(コースによって異なります)。
外為オンラインでは、PCブラウザ版とスマートフォンアプリの両方で取引できます。スマートフォンアプリでは、口座開設の手続きから日々の取引、iサイクル2取引の設定・確認まで、すべて完結できるとされています。
PCブラウザ版では、4分割チャート機能により複数の通貨ペアや時間足を同時に表示できます。また、すべての注文画面でミニチャートが表示される設計になっています。
サポート面では、フリーダイヤル(0120-465-104、月〜金 9時〜17時)による電話サポートと、フォームによる問い合わせが利用できます。また、Zoomを使ったオンラインサポートも提供されており、セミナーのプロに直接相談できる機会があります。
無料のデモ口座も用意されており、本番と同じ画面・同じ配信レートでFX取引を体験できます。実際に口座を開設する前に、操作感を確かめることができます。
外為オンラインでは、取引をサポートする情報コンテンツが複数提供されています。
外為オンラインでは、法令上要求される区分管理方法として信託一本化を整備しています。ただし、公式サイトには以下の注意書きがあります。
区分管理必要額算出日と追加信託期限日に時間差があること等から、いかなる状況でも必ずお客様からお預りした証拠金が全額返還されることを保証するものではありません。
信託保全が設けられていることは安心材料の一つですが、完全な保証ではない点は理解しておく必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社 外為オンライン |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第276号 |
| 加盟団体 | 一般社団法人 金融先物取引業協会(会員番号1544) |
| 取引通貨ペア数 | 26種類 |
| 最大レバレッジ(個人) | 25倍 |
| 取引手数料(裁量) | 原則無料(スプレッドのみ) |
| 取引手数料(iサイクル2取引) | 1万通貨単位あたり片道200円(税込) |
| デモ口座 | あり(無料) |
| スマートフォン対応 | あり |
| サポート電話 | 0120-465-104(月〜金 9〜17時) |
外為オンラインは、iサイクル2取引という自動売買機能を中心に据えたFX口座です。設定した価格帯の中で自動的に売買を繰り返す仕組みは、日中に常にチャートを見ることが難しい方にとって、取引の選択肢の一つになりえます。
ただし、自動売買であっても損失が発生するリスクはあります。相場が大きく動いた際には、設定した価格帯を超えてポジションが積み上がる可能性もあります。iサイクル2取引には手数料(片道200円/1万通貨)も発生するため、コストの把握も重要です。
口座開設を検討する際は、必ず公式サイトの契約締結前交付書面をよく読み、取引の仕組みとリスクを十分に理解した上で、ご自身の判断と責任においてお取引ください。
デモ口座が無料で利用できるので、まずは実際の操作感を試してみるのが一つの方法です。